2017年6月27日火曜日

飽きたら終わりだ!アイカツ!感想。第3話「あなたをもっと知りたくて」

 トップアイドル・神崎美月の一日マネージャーになる資格を得た霧矢あおいは、その当日の前の晩に、神崎美月について改めて予習・復習をしていた。

 神崎美月は小学4年生のときに、小学生向けファッション誌のモデルとしてデビューしたが、それからすぐ、一年間活動を休止した。そして中学生になると同時にスターライト学園に入学し、歌もダンスも完璧なアイドルとして再登場、そのまま一気にアイドル界のトップに君臨した。
 また、美月はスターライト学園(中等部)の首席・“スターライトクイーン”の称号も持つ。スターライトクイーンには学園内に一般寮とは別の専用の寮が用意され、美月もそこで暮らしている。
 今一つ神崎美月のことを知らなかった星宮いちごはただただ、あおいの知識と、神崎美月の天才ぶりに感嘆する。


 翌朝、霧矢あおいは美月の専用寮「美月パレス」へ向かう。美月を起こすことが最初の仕事かと期待するも、既に美月は起きてボイストレーニングをしていた。マネージャー・月影ほのか(どう見てもガラスの仮面の月影先生)と共に車に乗り仕事先へ向かうあおい。渡された今日一日のスケジュールは朝から夜まで仕事がいっぱい。
 
 一方、いちごはやっぱり美月の仕事ぶりを見たいと、学園の掃除のお兄さん・涼川直人の手助けも得ながら、車の荷台に潜り込む。すぐバレるも、結局いちごも同行することになる。

 朝イチのレコーディングは一発OK、ニュース番組のコメンテーターの仕事に、バラエティの収録、ファッション誌の撮影、ファンとの握手、そしてライブ。全てを完璧にこなす美月の姿に、ふたりはひたすら圧倒される。本当に天才だ、と。
 しかし月影マネージャーは、「美月はあんたたちが思ってるような子じゃないわよ」と呟く。二人にはその意味は分からなかった。

 一日の仕事をすべて終え、あおいといちごは美月パレスへ帰る美月を見送る。しかし、預かった“アイカツフォン”(携帯電話と電子手帳のスケジュール機能を併せ持つ)を返し忘れていたことに気づき、美月パレスに届けに行く。
 灯りの消えた美月パレスの中で、レッスンルームから音楽と光が漏れていた。
 ノックをしてドアを開けると、美月はダンスレッスンをしていた。その足元のフローリングは、ワックスが剥げ、木の地まで削れていた。
 「今日一日、あんなに仕事したのに……」

 倒れ込むようにレッスンを終えた美月は、息もきれぎれながら二人に笑みを向ける。まぎれもない、プロのアイドルとして。
 アイカツフォンを返し、また美月と別れたいちごとあおいに、月影マネージャーが声をかける。
 美月はただの天才などではなく、超人的な努力で特訓をし続けている。最初から完璧なアイドルなどおらず、美月に追いつくには美月以上の特訓をしなければならない、と。

 二人は寮へ帰りながら決意した。トップアイドルになるために、どんなに厳しい特訓でも諦めずにやりぬこうと。いくら厳しい道のりであっても、努力で地続きにできるのならば。

*****

 美月さんも大変だけど、月影さんの勤務時間もやばいですよね。
 っていうかなんで仕事が終わって別れてるのに、また美月パレスに来てるんですかね。
 やっぱり、月影さんが止めないと、美月さんは無限にレッスンしちゃうのかもしれない。
 日に30時間のアイカツという矛盾のみを条件に存在する神崎美月。


【今日の百合】




 神崎美月について予習するあおいのためにお茶を淹れるいちご。そしてオレオ的なお菓子を二つに割って、クリームのある方をいちごに手渡すあおい。
 これは、百合ですね。



0 件のコメント:

コメントを投稿